サポニンは古来より滋養強壮、免疫増強、身体の疾病予防力を高める漢方薬として中国で親しまれてきました。田七人参に含まれる20種類ものサポニンの効果には免疫細胞であるマクロファージを活性化させる働きもあり、抗体の生成を促進するのです。田七人参や高麗人参の普及によってサポニンは漢方薬特有の特殊な成分だと思われがちですが、葡萄の皮、大豆、オリーブやキキョウなど実は漢方薬以外にも多くの植物が持っている成分です。界面活性作用があり細胞膜を破壊する性質によって血液中では赤血球を破壊する能力も持っています。コレステロールの吸収を抑制する効果がある反面、体質や大量服用によって蕁麻疹などを引き起こす経口毒性も認められており、服用量を守ることが重要です。サポニンが持つ界面活性作用を利用して痰を取り除く薬も作られています。
