漢方薬というと、小ぢんまりした店に棚やビンがいくつも並んでいて白衣のおじいさんが何かをすり潰している、というイメージの方も多いのではないでしょうか。一時期は「東洋医学はまゆつば」と誤った理解をされる風潮にあり、特に太平洋戦争以降は科学的根拠に欠けるとの見方から東洋医学を排除する向きが強くありました。西洋医学が広く普及した現代、実は最近東洋医学が見直されつつあります。病気になってからその原因を取り除く対処療法が主で、病気そのものに焦点をあてています。それに対し東洋医学はその人の体質、心の状態を重視し全体のバランスをとることで健康を保つ中国医療です。かつては「科学的に不確か」と切り捨てられかけた漢方も近年になって科学的にその効果が実証されるようになり、国内の大学の医学部のカリキュラムにも取り入れられ、欧米にもその輪は広がりつつあります。
