漢方薬には粉末など服用しやすい形に加工されたものの他に、生薬をそのまま煮出して飲む「煎じ薬」という飲み方もあります。小さいものだとそのまま、または大きさによっては刻む、削るなどしたものを、煮出したりアルコールなどに漬けて薬種を作ったりする目的で販売されている漢方商品は田七人参にもあります。煮出すために数十分を要するほかエキス剤に比べかさ張ること、作り置きに向かないことなどから日本国内では普及していません。しかし中国では今も煎じ薬は広く親しまれ、生薬の特性を生かすために最も適した服用法だと言われています。加工にかかるコストの低さから、粉末や錠剤、ドリンク剤に加工された商品に比べ価格はやや安いようです。生薬を煎じる際には土瓶が勧められます。土瓶でなくとも問題はありませんが鉄、銅製の鍋は成分を破壊してしまうため避けましょう。
