それでは「中医学=漢方」なのかと言うとそれは少し違います。江戸時代に入り日本は鎖国政策をとりました。長崎の出島を除き外国との国交を300年もの間禁じたのです。これにより中医学の模倣から始まった日本の医術は中医学とはやや異なる日本独自の「漢方」として発展していったのです。中国の文化に変わって日本に入ってきたのは、江戸時代にも学ぶことのできたオランダの学問、蘭学です。蘭学により切開による外科手術の技術やモルヒネなどの強力な薬品が伝わり、時代が変わって明治以降、特に昭和の戦後からは西洋医学を重んじる動きが強くなったことで一時期漢方と東洋医学は軽んじられるようになりました。現在では西洋医学が万能でないことやその問題点も徐々に明らかになり、漢方のよさも見直されて共存の医療の確立に向けて学会や薬品メーカーなど様々な人が動き始めています。
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日本と漢方の歴史 2
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